きんぐのTRPGログ

TRPGのログとか、オリジナルシナリオを公開します(そのうち)

クトゥルフ神話TRPGシナリオ 生還への課題


⓪初めに
ソロプレイ・制限時間1時間でのシナリオ。


探索者は大学生で、学科や通学方法などを決めておくと進行が楽。


なおNPCの友人は男女どちらでも、恋人でもOK
仲が良かったら大丈夫、SAN削れるかrげふんげふん


推奨技能は目星と回避、できたらアイデア

 

初めて作ったなんちゃってシナリオです。

軽い気持ちでやってみてください( ˇωˇ )

➊導入
ある日、探索者は重要な必須科目の授業に友人が来ていないことに気づく。
というかもう3日ほど学校に来ていない。
とは言っても授業は2〜3限の途中お昼休みを挟むといった構成で、今はお昼休みに入ったところである。
今日の授業終わりには、出席カードとともにレポートの提出課題がある。
このレポートを出さなければ単位はもらえず、つまりは留年になる。
探索者は来ていない友人を心配しつつ自分の課題を確認しようと鞄を開けた。
そこには、探索者の課題ではなく、友人の課題が存在していた。
SANチェック0/1d2)

❷始動
(アイデア・成功で友人宅で一緒に課題をしているときに入れ違ったんだと思いつく。成功するまで続け、制限時間より回数×1分引いていく。)
友人宅は学校から片道徒歩5分、学生マンションの1Fに住んでいる。
友人は連絡に反応しない。

❸分岐その1
・その場で課題提出をあきらめる場合、留年が確定する。
SANチェック1d10/1d20)
→そのまま授業を受けずに帰宅、生還エンディングへ

・友人宅へ向かう場合、友人の部屋のドアは開いている。
徒歩で5分、走って3分。アイデア次第で。

❹友人宅
A玄関
中に入ると勢いよくドアが閉まり、開かなくなる。
SANチェック0/1)
ちょくちょく訪れていることからどこに何があるかは大体把握していていい。
友人を呼んでも反応がない。昼間だというのに暗く、あまりよく見えない。
(聞き耳・何も聞こえない、目星-20※ただし電気をつけたら正常値で・角という角がコンクリートで不自然に埋め込まれている。)


Bリビング
部屋全体を見回すと、カーテンが閉められ、真っ暗であること以外に特に変化はない。ベッドには友人が横たわっている。意識はない。
(アイデア・成功で、友人には持病がありいつも薬を服用していることを思い出す。)


電気をつけてもいい。カーテンを開けてもいい。ただし窓は開かない。


机には書類とノートパソコンが置いてある。書類は探索者の課題で、小さなメモに「ごめんね」と添えてある。


棚には本棚で、変わった本は見られない。ただ、一角に薬の入った瓶が置いてある。これを見たら、アイデアの結果に関わらず友人の薬だとわかっていい。飲ませると友人は目を覚ます。


カーペットをめくると赤黒い液体で魔方陣が書かれている。
(オカルト・成功で「何かの召喚の陣」だとわかる。)
SANチェック1/1d2)
その魔方陣の中央から何かを引きずった跡がベッドの下を通り、ベッド横の壁の角に続いている。


Cキッチン
(目星・成功でシンクは数日使われてないことがわかる。)


Dお風呂・トイレ・洗濯機
いたってフツーのユニットバス、水気はない。

全てにおいて四隅や角はコンクリートで固められている。

❺目覚め、分岐その2
友人は目覚めると、「よかった、来てくれた…」と涙を流す。
※この友人は1年後の未来から来た友人。現代の友人はティンダロスの猟犬に喰われて3日前に死亡している。
この友人はドアが開かない理由や、学校に来なかった理由を聞いても「知らない」「わからない」と言い張る。
(心理学・成功で必死に嘘をついている、失敗で悪意を感じる。)
(説得、言いくるめ・正常値から-20でロールする。ロールプレイ次第で補正有)
聞き出せる→❻-Ⅰ、聞き出せない❻-Ⅱ

❻-Ⅰ真実
友人を信じ、友人に信頼を得た探索者は次の真実を聞く。
「…あのね、私は貴方の知っている私じゃないの。実は、1年後の未来から来たの。
それは、今日これから起こることから貴方を守りたかったからなの。
それだけは信じて…聞いてね。
今日、13:02、丁度3限の時間、本当なら貴方は授業を受けていて、体調を崩した私は課題だけ貴方に預けてこの部屋で寝ていたの。
そしたら、すごい地響きがなって、このアパートもすごい揺れて、暫くしたら揺れは収まったんだけど、地震速報もないし、不安になって授業中だけど貴方にメールしたの。電話もした。でも全く通じなくって。
余計不安になった私は窓から学校を見てみたの。そしたら…
学校は山崩れで全て潰れていたわ。
その時学校にいた9割の人は下敷きになって死んだの。貴方もその内の1人だった。
すごく、すごく後悔して、私、今まで貴方を生き返らせようと1年間必死に勉強したの。でもだめだった。どうしても死者蘇生だけは私の力ではできなかった。
でも私はもう一つの希望を見出したの。
1年前に戻って、貴方の未来を変えればいいんだって。
…完璧だと思った。これなら私にも出来るって。
でも、私馬鹿だから、こっちに来るとき、ミスしちゃったの。
時空の番人に、目をつけられたの。
…本当に、元も子もない話だけど、そんな馬鹿な私をかばって、貴方と同じ時間に生きていた方の私は…番人に食い殺されたの。」
SANチェック1d6/1d10)

聞き終えるとベッド横のポスターが焼け落ち、その下の旧き印も消える。
その瞬間、黒い煙が立ち込めティンダロスの猟犬1体が襲い掛かってくる。
〈戦闘〉
ティンダロスの猟犬1体
ティンダロスは基本、友人を狙う。探索者の攻撃次第で狙いを変えることも可能。
探索者が死ぬような攻撃を受ける場合は、友人のかばうが自動成功する。
友人はそのまま死ぬ。(SANチェック1d4/1d6)
ティンダロスを倒すか、友人が死ぬかで戦闘終了。

❻-Ⅱ終幕
大きな地鳴りが起き、貴方は転倒し頭を打ち付ける。
薄れゆく意識の中、貴方が見たのは大きな狼に食い殺される友人の最期だった。


シナリオ終了


SAN報酬
友人生還1d10
普通に生還1d4

 

 

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今見返すと胸糞シナリオですね笑( `ω´ )

バッドエンドになりがちなので、そこだけご注意ください。